●要因考察
経年劣化による止水パッキンの損耗と見受けられます。
写真No.13のスピンドル部分からケレップパッキンの軸部分のみ固着した状態でした。
写真No.14でケレップにパッキンの有無が比較できると思います。
また、給湯側ということもあり、熱による伸縮が作用し摩耗を早めたと考えられます。
●対応
カラン本体よりスピンドルを取り外し、ケレップの交換をいたしました。
カラン内部とケレップの当たり部分を洗浄し、復旧しました。
湯水のバランスと吐水量の調整を行い、作業を終了しました。
●その他
カラン本体の老朽化が見られます。
今回は温度変化のある給湯側でしたが、今後は給水側に起こる可能性が高いと思われます。
また、カラン本体のメーカーが不明のためパッキン以外の部品交換はできないと思われます。
一般的な2バルブ(現状と同型)のものやシングルレバー型、サーモスタット型など品数は豊富ですので、ご検討いただければと提案させていただきます。
費用がかかりますが、洗面台本体も老朽化が見られますので、洗面台ごと交換ということも一考かと思います。